RAINER TROST
Rainer Trost wurde am 30. Oktober 1966 in Stuttgart geboren und studierte bei Adalbert Kraus in München.
In der Rolle des Ferrando (Cosi fan tutte) begann er seine internationale Karriere als Mozart-Sänger.
Seine Engagements führten ihn u.a. an das Royal Opera House Covent Garden London, an die
Wiener Staatsoper, die Bayerische Staatsoper, die Opera national de Paris und die
Metropolitan Opera New York, und er wurde zu den großen Musikfestivals in aller Welt
eingeladen, darunter die Salzburger Festspiele, die Bayreuther Festspiele, die Münchner
Opernfestspiele und das Maggio Musicale Fiorentino.
Seit vielen Jahren ist der Künstler auch als Konzertsänger international viel gefragt. Rainer
Trost sang mit Dirigenten wie John Eliot Gardiner, Claudio Abbado, Riccardo Muti, Nikolaus
Harnoncourt, Zubin Mehta, Carlo Maria Giulini, Frans Brüggen, Ton Koopman, Helmut Rilling,
Seiji Ozawa, Kent Nagano, Kazushi Ohno, Trevor Pinnock, Simon Rattle, Kirill Petrenko und
Daniele Gatti.
Unter den Einspielungen Rainer Trosts finden sich z.B. Mozarts „Cosi fan tutte“ und Lehars
„Die lustige Witwe“ mit Sir John Eliot Gardiner, Beethovens „Fidelio“ mit Sir Simon Rattle und
Morzarts „La clemenza di Tito“ mit Sir Charles Mackerras sowie Schuberts Liederzyklus „Die
schöne Müllerin“ und ein weiteres Album mit Schubert-Liedern, Beethovens „Missa solemnis“
und Mendelssohns „Paulus“
Neben seiner aktuellen Tätigkeit als Opernsänger unterrichtet Rainer Trost Gesang an der Musikuniversität Wien mdw.
VITA in English
RAINER TROST
Rainer Trost was born on October 30, 1966in Stuttgart and studied with Adalbert Kraus in Munich.
He began his international career as a Mozart singer in the role of Ferrando (Cosi fan tutte). His
engagements have taken him to the Royal Opera House Covent Garden London, the Vienna
State Opera, the Bavarian State Opera, the Opera national de Paris and the Metropolitan
Opera New York, and he has been invited to major music festivals around the world, including
the Salzburg Festival, the Bayreuth Festival, the Munich Opera Festival and the Maggio
Musicale Fiorentino.
For many years, the artist has also been in great demand internationally as a concert singer.
Rainer Trost has sung with conductors such as John Eliot Gardiner, Claudio Abbado, Riccardo
Muti, Nikolaus Harnoncourt, Zubin Mehta, Carlo Maria Giulini, Frans Brüggen, Ton Koopman,
Helmut Rilling, Seiji Ozawa, Kent Nagano, Kazushi Ohno, Trevor Pinnock, Simon Rattle, Kirill
Petrenko and Daniele Gatti.
Among Rainer Trost’s recordings are Mozart’s “Cosi fan tutte” and Lehar’s “The Merry
Widow” with Sir John Eliot Gardiner, Beethoven’s “Fidelio” with Sir Simon Rattle and
Morzart’s “La clemenza di Tito” with Sir Charles Mackerras as well as Schubert’s song cycle
“Die schöne Müllerin” and another album with Schubert songs, Beethoven’s “Missa solemnis”
and Mendelssohn’s “Paulus”.
In addition to his current work as an opera singer, Rainer Trost teaches voice at the Musikuniversität Wien mdw.
ライナー・トロースト
1966年10月30日ドイツのシュトゥットガルトに生まれたライナー・トローストは、ミュンヘン国立音楽大学でアダルベルト・クラウス教授に師事した後、4年間ドイツ・ハノーファー州立歌劇場に在籍し、その後、26歳でモンテヴェルディ管弦楽団(ジョン・エリオット・ガーディナー)と共に、リスボン、アムステルダム、ルートヴィヒスブルク、フェラーラ、パリと3ヵ月にわたる『コジ・ファン・トゥッテ』公演ツアーに参加し、国際的なモーツアルト・テノールとしてのキャリアをスタートさせた。その後、ロンドン・ロイヤル・オペラ・ハウス、パリ・オペラ座・バスティーユ、パリ・オペラ座・ガルニエ宮、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、オーストリア・ウィーン国立歌劇場、ドイツ・バイエルン州立歌劇場など世界の主要歌劇場で歌い、同世代の代表的なモーツァルト・テノールの一人としての地位を確立した。
これまでに、ザルツブルク音楽祭、ミュンヘン・オペラ・フェスティバル、バイロイト音楽祭、フィレンツェ五月音楽祭、エクス・アン・プロヴァンス音楽祭などの世界主要音楽際に招かれている。
また、長年にわたりコンサート・シンガーとしても国際的に高い評価を得ており、これまでに、小澤征爾、秋山和慶、ケント・ナガノ、大友直人、大野和士、服部譲二ジョン・エリオット・ガーディナー、クラウディオ・アバド、リッカルド・ムーティ、ニコラウス・アーノンクール、ズービン・メータ、カルロ・マリア・ジュリーニ、フラン・ブリュッヘン、トン・コープマン、ヘルムート・リリング、トレヴァー・ピノック、サイモン・ラトル、キリル・ペトレンコ、ダニエレ・ガッティといった指揮者と共演している。
21/22年のシーズンは、ブリュッセルのモネ劇場にてアルバンベルクの「ルル」に出演、続いてウィーン・フォルクス・オーパーではコヴェント・ガーデン王立歌劇場との共同制作による、ベンジャミン・ブリテンの「ヴェニスに死す」の主役を歌い上げ大絶賛を得た。22/23年のシーズンは、シュツットガルト州立歌劇場でカティア・カバノヴァのティホン役、エクス・アン・プロヴァンス音楽祭にてコジ・ファン・トゥッテのフェルランド役で出演し、2024年は2月のパリのシャトレ劇場に続き、12月ルクセンブルグでも同公演のフェルランド役で出演予定。2025年はハンガリー国立歌劇場にて行われるセミステージのマタイの福音書のエヴァンゲリストとテノールソロに出演予定。
トローストは現在オペラ歌手としての活動と共に、2016年よりウィーン国立音楽大学で声楽科の教授として教鞭をとり、声楽科教授のスポークスマンを担当している。
オペラ: モーツアルトの『魔笛』のタミーノ、『コジ・ファン・トゥッテ』のフェルランド、『後宮からの誘拐』のベルモンテ、『ドン・ジョヴァンニ』のドン・オッターヴィオ、『皇帝ティートの慈悲』より皇帝ティート、『イドメネオ』のイドメネオ、イダマンテ、アルバーチェなど、シューベルトの『アルフォンソとエステレッラ』のアルフォンソ、Rシュトラウスの『カプリッチョ』のフラマン、ワーグナーの『マイスタージンガー』のダヴィッド『さまよえるオランダ人』の舵手、ヘンデルの『アリオダンテ』のルルカニオ『アルチーナ』のオルロンテ、エックの『ペール.ギュント』、グルックの『タウリスのイフゲニー』『テレマコ』、ベルグの『ルル』の画家と黒人など
オペレッタ: ヨハン・シュトラウスの『こうもり』のアルフレードやアイゼンシュタイン、『ウィーン気質』のツェドラウ伯爵、『ルクセンブルグ伯爵』のマンフレッド、レーハーの『メリーウィドウ』カミーユなど
現代音楽劇: マンフレート・トロイヤーンの『La grande magia』世界初演でカロジェロ役、『お気に召すまま』ミュンヘン初演でオルシーノ役など
コンサート: 各国の作曲家の歌曲や宗教音楽をコンセルトヘボウ管弦楽団、ハンブルク楽友協会、チューリッヒトンハレ、ウィーン楽友協会、日本サントリーホールなどで歌う。
受賞歴: 2013年:アン・デア・ウィーン劇場でのグルック『テレマコ』役において、オーストリア音楽劇賞最優秀男性助演者部門で「ゴールデン・シカネーダー」を受賞
ノミネート:2023年 フォルクス・オーパー劇場での「ヴェニスに死す」主役 グスタフ・フォン・アッシェンバッハ役にて、男性主演部門オーストリア音楽劇賞にノミネートされる。
マスタークラス:
ハンブルグ州立歌劇場・オペラスタジオ生へのマスタークラス 2017年
シュツットガルト音楽演劇大学 2019年6月
ウィーン国立音楽大学サマーアカデミー 2019年8月
オーストリア・マスター・クラス 2020年8月、2021年8月、2022年8月、2023年8月、
声楽マスタークラスin静岡 2024年8月、2025年8月(予定)
審査員: ウィーン国立音楽大学主催のコンクールの他、第10回国際ヨハン・ハインリッヒ・シュメルツァー・コンクール 声楽部門 2022年6月
CD: モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』ガーデナー指揮、レーハー『メリーウィドウ』ガーデナー指揮、バッハ『マニフィカト』P・シュライヤー指揮、メンデルスソーン『パウルス』C・シュペーリング指揮、シューマン『ばらの巡礼』C・シュペーリング指揮、ベートーヴェン『フィデリオ』S・ラトル指揮、モーツァルト『皇帝ティートの慈悲』S・ラトル指揮、シューベルトの歌曲『美しき水車小屋の娘』や『タリタ・クミ』をフリードリッヒ・ハイダーと共演、ベートーヴェン・ハイドン・モーツァルトの歌曲集1~3をシモナ・アイジンガー、マンフレッド・シーベルと共演。
DVD: モーツアルト『コジ・ファン・トゥッテ』ガーデナー指揮、『後宮からの誘拐』メータ指揮、『イドメネオ』ケント・ナガノ指揮、ベルグ『ルル』ペトレンコ指揮